アンナ・カレーニナ(上) トルストイ

文豪トルストイが、モラル、宗教、哲学のすべてを注ぎ込んで
完成した不朽の名作の第1部。

18歳の少女キチイは、ヴロンスキーからの求婚を信じて、
古くから付き合いのあるリョーヴィンからの求婚を断ってしまう。
しかし、ヴロンスキーはモスクワ駅へ母を迎えに行き、母と同じ
車両に乗り合わせていたアンナ・カレーニナ夫人の美貌に心を
奪われてしまう。
アンナも夫カレーニン愛のない日々の倦怠から、ヴロンスキーに
惹かれていき、やがて二人は激しい恋に落ちる。
ヴロンスキーの子供を身ごもったアンナは、夫カレーニンに、
ヴロンスキーとの関係を告白する。

一方アンナとヴロンスキーの関係を知ったキチイは、ショックの
あまり、寝込んでしまう。キチイのことを知ったリョーヴィンは
侮辱されたと憤る。