2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

青少年のための自殺学入門 寺山修二

最初に断っておきますが、私は自殺を勧めるわけではありません。「死ぬ自由くらいは自分で創造しよう!」 寺山は本書でこう言っている。「自殺」の定義として、満ち足りているにもかかわらず、突然 ふと死にたくなるものを自殺としている。その典型的な例と…

嘔吐 J-Pサルトル

『嘔吐』(おうと、La Nausée)は実存主義者の小説家ジャン=ポール・サルトルが1938年に著した小説であり、サルトルの精神形成を知る上で欠かすことのできない、実存主義の聖書と言われている。 大学教授であった頃の作品で、彼の著作の中で最も良く知られ…