幸福論 アラン

フランスの哲学者、アランは
「心優しき哲学者」
とも評されている。

この本はルーアンの新聞に連載された
「プロポ(哲学断章)」を収録したもので、
計93ある。

一貫してアランが主張しているのは、
幸福であるか否かは、周囲によるものではなく
自分自身の気の持ちようであるという点。

自分で幸福をコントロールできると思えば、
優しい気持ちになれるものである。

「幸福になることは、また他人に対する義務でもあるのだ。
 (アラン)」