海からの贈り物 アン・モロウ・リンドバーグ

アン・モロウ・リンドバーグって誰?って思う人が多い
のではないだろうか。

単葉単発単座のプロペラ機でニューヨーク・パリ間を飛び、大西洋単独無着陸飛行に初めて成功。「翼よ、あれがパリの灯だ!」で有名な
チャールズ・リンドバーグの妻である。

アンは自らも女性飛行家の草分けとして名高いことは意外と
知られていない。

本書は、しかし飛行記録を示したものではない。
一人の女として、女の幸せを考えるものである。

彼女は言う。
生活から無駄なものを省き、人間は本来孤独なものと受け入れる。
仕事と家庭の極端に走るのではなく、中立のバランスの取れた状態を
目指しなさいと。

仕事をしながら家庭を持つ女性にとっては考えさせられることの
多い本ではないだろうか。