2008-03-04 われ笑う、ゆえにわれあり 土屋賢二 この本は娯楽本である。 よって公共の場で読むことはお勧めしない。 なぜなら、ぷっと吹き出してしまうからである。作者は御茶の水大学の哲学科の教授である。 ゆえに、哲学っぽい内容ではあるが、その屁理屈が笑える。 特に餃子の話は面白い。 また、タバコを吸ったら肺癌になるかどうかに数学的帰納法を 用いて、「ゆえに肺癌にはならない」とするナンセンスさが たまらない。最近の土屋賢二の本は、文章は巧くなったがあまり笑えなく なってしまった。土屋本を読むなら初期のものをお勧めする。